逸品探しの独り言

〜知らず知らずの宝探し〜

こちらは私が浪人生のころ、予備校から花小金井の学生寮(正確には全員が浪人生の学生寮)まで帰る途中の吉祥寺の文房具屋で買ったシャープペンシルです。
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文房具屋の名前はとうに忘れました。
あれからこのシャープペンシルは三十年近くもの間、私に寄り添ってくれています。
確か受験勉強のためにボールペンと対で買った記憶があります。
でももうボールペンは手元にはありません..。
貧乏浪人生でしたから、それほど高いシャープペンシルでは無かったと思います。
せいぜい両方で¥1,000-ほどであったろうと思います。
それでも当時の私からすると痛い出費です。

これを買う数日前、浪人生仲間に誘われ予備校近くのビルの一室でバッタモンを売っている店に連れて行かれました。値段の安さに舞い上がり、ここぞとばかりに安いボールペンを10本ほど買いました。これで思う存分英単語を書いて覚えられると思ったのです。
ところが、その晩、いざ英単語を書き始めると、ほんの2、3文字でインクがかすれ裏紙には悲しいかな単語の筆跡だけが残るのでした。全滅でした。まあ、見事にどれも同じことの繰り返しでした。

そんなこともあり、ちゃんとしたペンを買おうとボールペンとシャープペンシルを1本ずつ買ったのでした。
このA.G.SPALDING & BROSの二十数年前のシャープペンシルは、私にとって逸品なのです。

その後、大学生から社会人となり、結婚をして、子どももできました。幾度となく引っ越しを行いましたが、いつ無くなってしまってもおかしくなかったと思うこのシャープペンシルが、今でもこうして手元に残ってくれているのです。
まだ10代であった私は一生ものの逸品を知らず知らずに手にしていたのです。
そしてこのシャープペンシルは幾度となく私のピンチを救ってくれた私の宝物になったのです。

値段だけで逸品になるワケではありません。
このサイトで紹介している万年筆やボールペンには値のはるモノもあります。
でも、そのペンをどうやって使ったか、どんな物語がそこに生まれたかによって逸品は作られるのです。
使い手の思い出が宝物を作るのです。

どうぞこのサイトであなた自身の逸品を見つけて宝物にしてください。

さあ、宝探しに出かけましょう。

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